ごあいさつ
高齢者の医療、介護、福祉を
提供します
令和7年4月1日付で、愛全病院病院長を拝命しました。高齢者に対し、医療、介護、福祉の提供に率先して取り組んでまいります。
高齢者は、複数の身体疾患を持つのは、よく知られています。栄養の問題についても、高齢者では口から食べられなくなる人も多いのです。放置すれば、患者さんの生命を維持することはできません。
そのために、経管栄養や、中心静脈栄養が、代わりの栄養として考えられたのです。さらに、認知症の問題もすべての高齢者に潜んでいます。

このように、高齢者には、身体的問題や精神的問題だけではありません。さらには、生活の質など、社会的問題を抱えていることが多く、cureだけではなく、careの観点が不可欠な事例が多いのです。
愛全会グループには愛全病院とともに、様々な介護、福祉施設があります。介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、グループホームなどがあります。愛全病院での、医療の提供が少なくなった高齢者には、療養生活への移行が必要になります。要介護度や、認知症の程度、さらには生活の質に合わせて、在宅やこれらの施設での生活をしてもらっています。その起点となるのが、愛全病院です。
患者(や家族)中心の医療倫理観をもち、「患者の人生、価値観」を尊重しながら、判断することが必要であると考えます。愛全病院、愛全会グループは、身体的問題や精神的問題だけではなく、社会的問題を抱えている高齢者の生活の維持に貢献していきます。その先頭に立って、わたくしも頑張ってまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

病院長 松原泉