リハビリテーションへの取り組み
愛全会は、リハビリテーションの充実を大きな柱として、長年の間、取り組んでまいりました。
昭和62年5月に、道内の特例許可老人病院として初のリハビリテーション施設認定を受け、また、通所リハビリテーション(デイケア)や訪問リハビリテーションにもいち早く取り組んでまいりました。
平成10年7月には、愛全病院が、リハビリテーションの施設基準で最上位の「総合リハビリテーション施設」の認定をうけ、平成13年8月には「回復期リハビリテーション病棟」を開設しました。
また、単に訓練室での機能訓練にとどまらず、家庭での日常生活を想定したリハビリテーションや、趣味の創作活動やレクリエーションなどへの活動参加を通じての「心のリハビリテーション」も、様々な趣向で提供しております。
今日、道内最大規模のリハビリスタッフ(理学療法士<PT>、作業療法士<OT>、言語聴覚士<ST>)が、病院から施設、在宅までの全てのリハビリニーズに対処できるよう、研鑚に努めております。
愛全会のリハビリテーションの紹介
リハビリテーション部146名のセラピストが在籍
(令和2年4月現在)
- 一ヶ月あたりの
入院・外来リハビリ単位数 - 34,706単位(令和元年度平均)
- 一ヶ月あたりの訪問リハビリ回数
- 253回(令和元年度平均)
愛全会のリハビリテーション
一般病棟
(早期離床・廃用予防)
リハビリテーションは、病気やけがの治療と並行して実施します。治療上避けられない臥床による体力や筋力、関節可動域の低下などを、治療の妨げにならない範囲で可能な限り予防します。
回復期リハビリテーション病棟
(ADLの向上・生活の再構築)
回復期リハビリテーション病棟では、病棟専属のリハビリスタッフが、日常生活動作(ADL)の向上と家庭復帰を目指し、病棟スタッフと連携しながらリハビリテーションを提供しております。また、必要に応じて言語聴覚士(ST)が嚥下評価や訓練等を実施します。
摂食・嚥下リハビリテーション
食べることは人生の喜びのひとつであり、おいしく食べることは元気に生活するための基本となります。その食べることが難しくなる障害を「摂食・嚥下障害」といい、脳卒中の後遺症や神経難病、認知症、加齢などによって起こるこの「摂食・嚥下障害」に対する取り組みを行っております。
嚥下造影検査(VF)
レントゲンで透視をしながら、造影剤を含んだ食品を食べてもらい、飲み込みの状態を評価する検査です。
嚥下内視鏡検査(VE)
鼻から細い内視鏡を入れた状態で食べ物を食べてもらい、のどの中を観察する検査です。
訪問リハビリテーション
(在宅生活の支援)
訪問リハビリテーションでは、在宅生活をできるだけ長く継続していただくため、日常生活動作(ADL)訓練、外出訓練、筋力向上、ご家族やご本人に対する生活指導などを実施しております。